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日本版 ルドルフの感想

全部書けました。ついでにYoutubeなんて一緒に載せてみたりして。(もちろんハンガリー版よ)

ルドルフを5月10日17:30公演と11日12:30公演で見てきました。
本当にはっきり言ってハンガリーとは別物です!
でも、面白かったし良く出来てると思います。名古屋にこればまた見に行きたいなぁと思える作品でした。(東京に行ってもいいけど、お金がかかりすぎる・・・)

ルドルフ: 井上 芳雄
マリー・ヴェッツェラ: 笹本 玲奈
ステファニー: 知念 里奈
ラリッシュ: 香寿 たつき
ヨハン・ファイファー: 浦井 健治
ツェップス: 畠中 洋
エドワード皇太子: 新納 慎也
ウィルヘルム/カーロイ: 岸 祐二
ブラット・フィッシュ: 三谷 六九
ターフェ: 岡 幸次郎
FJ: 壌 晴彦

パンフどおりにキャストを書いたらなんだか不服。ルドルフとマリーの次はターフェだと思うんだけどなぁ。

感想は長くなるので隠します。レベッカと違ってそんなに変なこと書かないと思う。(思うだけでこれから書くので未知数です:笑)




オープニング
ルドルフが額縁の中に入ってて(←この時点でおかしい・・・)、自分の手で作ったピストルを頭に向けて撃って倒れる。で、幕(というか扉風で横から閉まる)が閉まり、少しだけ出来た隙間にファイファーの入った箱が出てきてファイファーが歌い始まります。<ウィーンのテーマ>

宮廷劇場の杮落とし?シーン。私はハンガリー版はずっと思い込み(だって英語の字幕読んでないし見た目からの想像)でガス灯の点火式だと思ってました。でも、原作小説読んでたら宮廷劇場が出来たお祝いパーティだったと知りました。
ハンガリー版は市民が沢山出てくるのに、こちらは全員ドレスアップしてる。<幕が上がれば>
ルドルフがクシャミしてるけど、タダの風邪引いた人みたい・・・。そして、だれもハンカチ出してくれないのね。(コチラ

FJとルドルフのいさかいのシーンです。ハンガリー版で衣装を変えて出て来たDolhai@ルドルフをカッコイイと一瞬思ってしまったところですが、井上君では特に思わず(笑)
<なぜ聞かない>はルドルフがFJの話を聞かなくてFJが怒ってる歌です。でもFJの方が正しいのよね~。
しかし、FJ役の壌さんの声が聞き取りにくい(>_<)声も渋くて雰囲気もFJっぽくていいのですが、普通の話し声もかすれ気味で歌では声も伸びず・・・。

<ウィーン・ゲーム>これって何だっけ?って考えたら、マリーがファイファーの占いを買うやつみたいです。ここのファイファーは子供(Ronai兄弟がやってる役)を連れてないし、人形も持ってないし、占いもここでしか出てこない。(もちろん不審者でもないし:爆)

ラリッシュとマリーがブティックに買い物に行く時に歌ってるのが<美しき戦争>。傘を使って踊るのは似てるけど、これまた別物です。そもそもハンガリーのこのシーンってブティックなんだろうか?(コチラ

真実の愛を夢見るマリーが歌う<マリーのテーマ>。

ブラートフィッシュにツェップス宛の手紙を渡すルドルフ。ブラートフィッシュってハンガリー版いたっけ?って思ってたら、Marik Peterがやってた役がそうなんですね。馬車も出てこないし、普通にルドルフの執事だと思ってました。
ステファニーがルドルフの部屋にやってくる。今夜の舞踏会の時に着る服を持ってくるんですが、普通にエリザとかでルドルフが来てる青い軍服はプロイセンブルーと言われてどいつの色みたいでルドルフは着るのを嫌がってました。
<この国を愛して>をルドルフが歌うんですが、この曲は日本版オリジナルなのか初めて聞きました。

アンサンブルが<踊れワルツを>を踊りながら歌います。

エドワード皇太子が、なんだかチャラ男(>_<)Sebastianのエドワード皇太子が気に入ってる私にはちょっと悲しかったです。ウィルヘルムもここで一瞬だけ台詞あるけどこのためだけにいるのかなぁ。でも、ハンガリー版のおっさんに比べて若いなぁ。若すぎて最初誰かなぁって思っちゃったよ。
<エドワード皇太子のワルツ>でエドワード歌うんですが、こんなに歌ったっけSebastian。ちょっと台詞があるくらいだと思うんだけど。(コチラ
ここでエドワードがマリーを紹介。たしか二人ともクシャミをしたような気がするのに、ここではルドルフだけがクシャミをする。で、「おだいじに」と言われる。ドイツやハンガリーだとクシャミすると「おだいじに」って言うけど日本では余り言わないので変な感じ~。
あ、もちろんステファニーにダンス申し込んで断られたりもしてません。

マリーと変なワルツ話をするルドルフ。ナンパのような台詞を言いつつ(「どこかであったことがあるような~」)、カーテンの陰でワルツを踊る。<マリーのワルツ>

ステファーニアに見つかり別れる。このときのお魚話は好きかも♪

ファイファーの歌う<お休みウィーン>。この時ファイファーは空飛んでたかも。

マリーとルドルフが自分達の部屋で、マリーは妹に、ルドルフはブラートフィッシュに話し(歌)をする。この部屋も変~!!なんだかとっても前衛的。皇太子の部屋ではないですね。
<それ以上の・・・>この曲は二人が自分の部屋で歌ってるはずなのに舞台上では交差して動いてっていう感じの歌で好きです。ハンガリー版では後ろからライトが当たってマーリアのスカートが透けてるシーンです(笑)コレ

そして、私の大好きな革命家達のシーンです!!もちろん、新聞社を荒らされるシーンから始まる。でもハンガリー版ほど薄暗い所ではなかった(笑)。カーロイ・アンドラーシ・ローニャイとハンガリーネームな3人が出てくる。あちらほど三人に体格差がないので(特にカーロイ・アンドラーシの区別がつきにくかった。ローニャイは小柄なおっさんなので分かりやすかったけど、Mátéほど小さいわけでもないし:爆)(コレコレ
<道は一つ>はいつ聞いてもカッコイイよ~!!「言葉よりも行動です!~♪」って。とくにハンガリー版ではPalfalvy Attilaさんがおっさんだけど演技もうまいし、なんと言っても声がイイ!!!!このシーンではとっても素敵に見えてしまいます。
このシーンで好きなのは、歌の後半にアンサンブルがハンガリー革命家の後ろで踊る所なんですが、もちろん日本版にはハンガリーダンスはなく(>_<)ハンガリーの国旗を持って振ってました。これはこれでいいんですけど、あのダンスがないのは寂し~!

前の場面の最後で馬車に乗り込むルドルフ。馬車に乗りつつ<選ぶべき時>を歌う。このミュージカルはイイ曲が本当に多くてこれもすごく好き~。ただ、井上君が馬車に乗って熱唱してるとフェルゼンに見える・・・。(宝塚のベルバラでフェルゼンが馬車に乗り熱唱するシーンがあるのです)(コレ

私が勝手にプラーターのシーンだと思ってる遊園地シーン。ファイファーがを歌ってる。そして舞台の上でローラースケートでアンサンブルが出てくる・・・。おかしい。
ルドルフとマリーがデートしてるんですが、削られると思ってた「ルドルフ」って呼ばす練習シーンがありました。でも、巻き舌は出来ないみたい(笑)←やらないだけかもしれないけどね。

二人のデュエット<まるで恋人>勝手にすれば~っていう感じ。(ラブラブシーンには興味がない私)

FJとルドルフのシーン。プロイセンとの同盟についていさかいを起こしてる。
FJにマリーと会うなと怒られる。もちろん正しいですね~。

新聞をアンサンブルとファイファーが読むシーン。<より良い世界>
色々な国の新聞を読むファイファー。イギリス?フランス?で最後に新聞破ってイタリアの国旗を中から出すファイファー。ファイファー役はとても当たり役だと思う。浦井君は歌もダンスも上手いし、当たり役だと思う。(コチラ
ここの最後にルドルフが喧嘩に巻き込まれるんだけど、(ハンガリー版もここだっけ??)もちろんDolhaiのように鼻血を出したりしませんでしたけどね!!

デートに行く前に少しだけ<飛べない鳥>を歌うルドルフ

デートの待ち合わせでルドルフがベンチに座ってると後ろからマリーが来てルドルフに目隠しすると、ルドルフが「カタリーナ?ジャネット?ゾフィー?」って言うんですが、ハンガリー版だと「カタリーナ?ゾフィー?ミッツィ?」って言うのに何で変えたんだろう?
これに対するマリーの台詞も笑える「昔はカエルだったって~」オイオイ、ルドルフが実はかえるの王子様って言いたいの?とちょっとツボでした。
マリーに「死が二人を分かつまで愛により結ばれる」という意味を書いた指輪を渡すルドルフ。
<愛してる それだけ>を歌うマリー。雪降らないし、迎えに来たのがブラートフィッシュじゃなくてラリッシュだし。(コチラ

で、1幕終わり。

あれ?大好きなラリッシュ対ターフェの教会の歌がないぞ!!!!!コレコレ

2幕
ルドルフが自分の部屋で悪夢を見てます。
ターフェがなぜか部屋の上(壁が切れたところの後ろ)に梯子で登ってる感じでいて、<命令次第>を歌います。っていうか、この曲名ダサい!!英語名「The Master Of Strings」がでハンガリー名が「A mester és a drót」なのに・・・。
ルドルフの部屋の床からいろいろな人が生えてきて(笑)ルドルフを驚かしてます。そして部屋の外に逃げるとアンサンブルが出てくるんですが、上から紐で吊られてないのがダメ!ターフェとルドルフがいるところはセリが上がってきてそのセリの中には首吊った人形が沢山。何が言いたいのかナゾ。
ここのアンサンブルのダンスはハンガリーに近いけど、紐がないから初見の人には分かりにくいのでは?一応紐に操られてる感じで踊ってるんですけどね。(コチラ

ターフェが去った後、自分のベットでうなされてる所をステファニーが心配して起こすのに、ルドルフの寝言は「マリー!!」可哀想すぎるステファニー。
でも、この後ルドルフに迫る!!でも、寝巻きじゃないし脱いで下着姿で迫ったりもしないんですよね~。<それは私>はステファニーがルドルフに言いたいことを言ってる歌ですね。でも、ルドルフは逃げる!!日本バージョンは最後ルドルフが逃げて(ハンガリー版も逃げ回るけど、先に舞台から消えるのはステファニー)この曲終わるんですよ。逃げちゃダメだよね~。コレさ

FJがルドルフに離婚の話で怒ってる。この舞台って親子喧嘩多いよね~。
<名もなき男>を寂しく歌うルドルフ。悩み多いって歌ってるけど自分が悩み増やしてるんじゃんって思いません?(なんてね)
最後のファイファーが出てくるけど、この曲歌ってるときは等身大の人形を抱いて踊ってて欲しいなぁ。

娼館で市民と街の事件(自殺)について色々<ウィーンのテーマ>で歌ってる。
ここにルドルフがやってくるんですが、ここの娼館は3階建てで立派だわ。
やっぱりMikolaみたいな若者をネタに<パラダイスまで>を歌って、最後にちょっとシャツをはだけられるんですが、パンツ一丁にはならなかった・・・(爆)ここの男性陣のダンスがかっこいいのにやっぱり無かった。(コチラ
ルドルフの所にもちろん密偵がやってきて銃を向けて発砲するんですが、鏡もないし(割れないし)そんなにビックリしなかった。
なんか、ドツボに沈んでいるルドルフのところにマリーがやってきて「あなたが望む皇太子になったらどうなの!」と発破をかける。で、「私は私なりの決断をしました」って言うけどマリーってどんな決断したんだろう??
<私という人間>で何か決意をするルドルフ。この曲も好き。

とある貿易博覧会で、ターフェが誰かを壇上で紹介しようとするところをルドルフが横入りして演説して<明日への階段>を歌いながら市民達と握手したりして市民達と交流する(キレイな事ばっかり言ってるから人気があるのかしら?)。この曲もイイ曲です~。でも、ハンガリー版の白い衣装のルドルフのほうがカッコイイ♪(コチラ
(余談ですが、ターフェがこの時紹介したかったのは誰なんだろう?)

このルドルフをみてラリッシュが不吉な影を感じて<愚かな英雄>を歌うんですが、ハンガリー版みたいにファイファーから占いを買ってそれが不吉だったから歌い始めるのも好き。本当に悲壮な感じの音楽で、この先は暗いんだなぁと分かり安い曲です。

ブラートフィッシュに連れられてマリーがルドルフの部屋に。でも、やってきたのはルドルフじゃなくてターフェ。ここで始まるマリーvsターフェ♪<不吉な影>を歌いながら言い争う二人。やっぱり小切手は出てくる。でも、カンパイする為のグラスとかは出てこないけどマリーをターフェははたく。で、最後には剣ではなく銃をターフェに向ける(おしゃれな部屋すぎて壁に剣なんて飾ってないのよ)。銃でやりとりするから最後にかっこよくターフェが椅子に剣をブッ刺すシーンもなし(>_<)ここがターフェの見せ所なのに!!(コチラ
歌が終わるとステファニーが来て、ターフェを追い出して、マリーと“女の話”をする。まあ、愛人は出てけって事ですね。

ルドルフと革命家達のシーン。ここで松明登場!!!!やっぱり松明は必要でしょう♪
<道はひとつ>ここでルドルフは革命家達に約束の品を渡してしまう。

この約束の品はさっさとターフェの手に渡ってしまう(革命家に裏切り者がいるからさっ♪)。そして、FJにばれる。
FJが<守るべきはこの国>を歌いながら、どうして息子は自分の言うとおりにならないのかみたいに歌うんですが、椅子持って力説するようには歌わない・・・。
このあと、ルドルフが来てばれたことを知って慟哭するんですが、また死にそうな虫の声が出そうな声でした(爆)

ラリッシュにさとされて、ブラガンザ公爵の所に行く為に駅に行くマリー。<さよならが言えない>この駅階段多すぎ。ブラートフィッシュがルドルフの手紙を持って来て読むんだけど、ルドルフの声が聞こえてくるんですが、こういう演出キライ(爆)
それで旅立つんですが、汽車が出た後にルドルフが駅に来て「マリー」とか言って女々しいのですが、実はマリーも旅立っていなくて駅から戻ってくる。そして、<ただ君のために>とラブソングを歌う。
舞踏会で一緒に踊って、そのあとマイヤーリンクに行こう!と話が決まる。(マイヤーリンクネタは宝塚の「マリー来週の日曜旅に出よう」を思い出させる)コチラ

<踊れワルツを>大使館の舞踏会にマリーと一緒に出席。ステファーニアやFJがもちろん怒る。

この曲のまま、人垣の向こうで服を着替えて(脱いで?)マイヤーリンクのシーンへ。
<愛してる、それだけ>で、額縁の中のマイヤーリンクで二人は自殺する。(コレ

ファイファーが最初に入ってた箱の中にいて、<それがウィーン>を歌って終わる。

カテコでキャストごとに曲変えるのかと思ったら、前半の人だけで、後の人(後から出てくるほうが有名人のはずなのに)は舞踏会の曲だった。
でも、ターフェのテーマはちゃんと出て来た♪もちろん手拍子しましたよ~♪
by naonao_vagyok | 2008-05-15 16:18 | 日本ミュージカル
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